『キャリアコンサルティング』とは?
『ジョブカード』の作成が終わったら、『キャリアコンサルティング』を受講します。この『キャリアコンサルティング』は、無料で受けられます。事実上、一次審査のような位置づけになっており、外せません。
まずは電話で予約をします。概ね1~2週間後の日を、『キャリアコンサルティング』の日と設定される場合が多いようです。そして、従業員を行かせ、無事『ジョブカード』を取得できたら、『訓練計画書』の申請に進みます。
『キャリアコンサルティング』の予約
以下より、最寄りのジョブカードセンターを探し、『キャリアコンサルティング』の予約の電話をします。
なお、よく、「従業員に電話させます」という話を聞きますが、基本的には経営者・責任者が電話してください。
- 予約をするのは経営者か責任者
- 受講するのは従業員
電話の際には、手元に、『ジョブカード』一式と『訓練計画届』一式を手元にご用意頂くと、予約はスムーズです。
通常、『訓練計画届』一式や『ジョブカード』一式などを、ジョブカードセンターにファックスすることを求められます。
『キャリアコンサルティング』に持参させる書類
- 訓練計画届
- ジョブカード様式3-3-1-1
- 訓練カリキュラム
- 訓練計画予定表
- ジョブカード
- その他、『ジョブカードセンター』から求められた書類
忘れ物があると、『キャリアコンサルティング』が受けられず、予約の取り直し、ジョブカードセンターへの再度の訪問等になってしまいます。くれぐれも、忘れ物・遅刻等のないよう、お気を付けください。
『キャリアコンサルティング』の内容
『キャリアコンサルティング』は、平たく言えば『面談』であって、面接ではありません。
よく、「スーツで行くべきですか?」と聞かれますが、面接ではありませんので、私服や作業着、ツナギのようなものでも構いません。
面談は、過去の勤務歴などを聞いて、「今回の分野についてはまだ経験が浅い」「助成金を使って育成する意味がある」と判断してもらえれば、審査終了です。押印され、ジョブカードが交付されます。
『キャリアコンサルティング』の注意点
過去に正社員・個人事業主の歴が長かったり、既に十分なスキルを身につけているなどの場合には、ジョブカードは交付されません。「この人については、助成金を出してまで訓練する必要はない」と認定されてしまいます。
といっても、通常、訓練カリキュラムの内容は、その従業員の方に覚えてもらい内容を盛り込んでいるものとなっています。そのため、『正社員歴』がそれなりにあったとしても、即落とされるとは限りません。
『キャリアコンサルティング』を受けた後
確認・押印を受けた『ジョブカード』は、従業員の方自身が所持しておくものとなります。経営者又は席に者の方は、確認・押印を受けた『ジョブカード』のコピーを受け取ってください。