助成金|契約社員・アルバイトの人件費を補助

今回ご紹介する制度は、『人材開発支援助成金(特別育成訓練コース)』という、アルバイトや契約社員の人件費を、1人あたり最大50万円程度補助してもらえる制度です。

この記事は現在作成中です。旧「キャリアアップ助成金 有期実習型訓練」との違いを確認し、都度修正しています。申請等に際しては、必ず公式情報をご確認ください。

 人材開発支援助成金(特別育成訓練コース)の概要

特定訓練コースとは、非正規従業員の地位向上を目指して、賃金と育成のための経費を補助する制度です。

申請の流れ

  • 会社が訓練カリキュラムを作成する
  • 従業員がジョブカードを作成する
  • 業員がジョブカードを取得する
  • 訓練計画書を申請する
  • 訓練開始届を提出する
  • 訓練実施状況報告書を作成する
  • 支給申請する

特定訓練コースのポイント

  • 訓練には『OJT』と『Off-JT』があります。
  • 『OJT』は、通常業務とほとんど同じ形式で実施していくことが現実的に可能です。
  • 『Off-JT』は、通常業務とは離れて実施しなければならないため、実施のハードルが低くありません。
  • 従業員に作成させる書類が少なくないことが一番のポイントです。
  • 従業員が退職しても、実施した分に関しては受給することが可能です。

特定訓練コースの準備

特定訓練コースには、
『有期実習型訓練』と『一般職業訓練』の
2種類があります。

なお、従業員の雇用契約書なども
申請後に計画の実施が破たんしないように、
しっかり整理しておく必要があります。

準備する内容

有期実習型訓練

・会社が訓練カリキュラムを作成する
・従業員がジョブカードを作成する
・従業員がキャリアコンサルティングを受ける

一般職業訓練

・会社が訓練カリキュラムを作成する

訓練カリキュラムの作成

訓練カリキュラム|人材育成コース(有期実習型訓練計画届)|訓練実施予定表|評価シート

※一般職業訓練の場合、計画届の書式が多少異なりますが、ほとんど同じ内容です。

作成書類

・訓練カリキュラム
・訓練計画届
・訓練実施予定表
・評価シート

訓練カリキュラム作成のポイント
  • Off-JTの時間数で経費助成額が変わります。
  • Off-JTの実施は負担が大きいので、OJTとのバランスを考える必要があります。
  • 月100時間働く人に対して、月100時間の計画を作ってしまうと、何かあった場合に時間数が足りなくなります。余裕を持った計画作成が必要です。

ジョブカードの作成

様式1:キャリアプランシート|様式2:職務経歴シート|様式3:免許・資格シート/学習歴・訓練歴シート

※一般職業訓練の場合、計画届の書式が多少異なりますが、ほとんど同じ内容です。

作成書類

・様式1:キャリアプランシート
・様式2:職務経歴シート
・様式3-1:職業能力証明(免許・資格)シート
・様式3-2:職業能力証明(学習歴・訓練歴)シート

書式のダウンロード
http://jobcard.mhlw.go.jp/format/zip/%E5%85%A8%E6%A7%98%E5%BC%8FPDF.zip

ジョブカードの作成例

様式1-1:キャリアプランシート(就業経験がある方用)

様式2:職務経歴シート

様式3-1:職業能力証明(免許・資格)シート|様式3-2:職業能力証明(学習歴・訓練歴)シート

ジョブカード作成のポイント
  • どの書類も、虚偽はダメですが、ミスなどがあっても『キャリアコンサルティング』できちんと補正されるので、気軽に書いて構いません。思い出せないものは開けておけば大丈夫です。
  • 様式1は、過去の就業歴によって作る様式が異なります。職務経歴がある方は『様式1-1』を、新卒の方などは『様式1-2』を使います。
  • 様式2は、過去の業務実績を記載しておきます。アルバイトなどの経験も、簡単に書いておきましょう。業務実績がなければ白紙で構いません。
  • 様式3は、対象になるものだけ記入しておきます。免許など、正式名称が長いものは、いったん略称で書いておきましょう。

キャリアコンサルティング

キャリアコンサルティングとは

『キャリアコンサルティング』とは、
『キャリアコンサルタント』の資格を持った方が行う
従業員や求職者のキャリア面談です。

有料で実施される場合もありますが、
全国の『ジョブカードセンター』にて
無料で受けることができます。

申し込む流れ

・管轄地域の『ジョブカードセンター』を探します
・経営者やキャリアアップ助成金の責任者が電話して予約します
・従業員の方が『ジョブカードセンター』に行き、面談を受けます
・押印された書類がもらえたら『ジョブカード』の取得です

全国のジョブカードセンター
https://www.jc-center.jp/center.html

キャリアコンサルティングのポイント
  • 予約時に、経営者がきちんと助成金の中身を把握できているか確認されますので、必要書類を全部手元に置いて、電話するようにしましょう。
  • 東京では、予約に際して、予約票のファックスが求められます。これを送らなければ予約が完了しないので、早めに送付しましょう。
  • キャリア面談は概ね1時間です。
  • 従業員の方が内容を把握しないまま『ジョブカードセンター』に行ってしまうと、『ジョブカード』がもらえない場合もあります。きちんと内容を伝えた上で、行かせるようにしましょう。
  • 取得したジョブカードは、会社がコピーを保存し、本人が原本を保存するようにします。

訓練計画の申請

  • キャリアアップ計画書
  • 訓練計画届
  • 訓練カリキュラム
  • 訓練計画予定表
  • 評価シート(ジョブカード3-3-1-1)
  • 事業所確認票
  • Off-JT講師要件確認書
  • 雇用契約書(又は労働条件通知書)
  • 登記事項証明書(個人なら開業届等)
  • 上記の他ハローワーク・労働局から求められた書類

有期実習型訓練の追加書類
・ジョブカード

・有期実習型訓練に関する確認書

訓練計画の書式例

人材育成コース(有期実習型訓練)計画届|訓練カリキュラム|ジョブカード|評価シート

計画申請のポイント

  • 『事業所確認票』は、雇用保険の適用事業所番号を記載するだけの、早ければ1分未満で作成可能な書類です。
  • 『Off-JT講師要件確認書』は、Off-JTを実施する従業員について記載し、報告しておく書類です。担当者は、担当内容の職務経験が概ね5年以上であることが求められています。なお、この書類は自署する必要がありません。
  • 『有期実習型訓練に関する確認書』は、従業員がきちんと訓練の内容を把握していることについて、訓練を受ける従業員自ら作成しておく書類です。1分ぐらいで完成します。
  • 雇用契約書(又は労働条件通知書)は、従業員が『非正規』であることを証明するものです。また、訓練期間中の雇用が確保されている必要があります。残業をさせると減額になるので、労働時間はきちんと定めておく必要があります。

訓練の実施

特定訓練コースの実施にあたっては、
以下の2つのことをやっておく必要があります。

・訓練開始届の提出
・訓練実施状況報告書の作成

OJTの実施方法
・OJTですから、事実上はほぼ通常業務となります
・指導席責任者が常に1対1で管理する必要があります

Off-JTの実施方法
・通常業務とは離れて実施する必要があります
・指導者が複数の者に指導する形で構いません

訓練計画届の提出

訓練開始届

訓練開始届のポイント
  • 従業員の方の名前や雇用保険番号を書いておくだけの数分で完成する書類です。
  • 完成したらハローワークに提出しに行きます。
  • 訓練開始後、1か月以内に提出しなければ、開始していないことになってしまうので、要注意です。

訓練実施状況報告書の作成

訓練実施状況報告書

訓練実施状況報告書作成のポイント
  • 1枚目は『継紙』が完成してから、集計して作成するのが便利です。
  • 『継紙』は、作り方が非常に難しいです。しかも、曜日の間違い、時間の間違いなどがあった場合に、何枚も支給対象外となってしまう場合もあります。計画申請時にもらった書き方の書類を参照して、ミスが無いように、丁寧に作るようにしましょう。
  • 弊社はこちらの作成を支援しておりますので、気軽にご相談ください。

支給申請

  • キャリアアップ計画書
  • 訓練計画届(受理印付き)
  • 訓練カリキュラム
  • 訓練実施状況報告書
  • タイムカード
  • 賃金台帳
  • 支給申請書
  • 支給要件確認申立書
  • 特定訓練コース内訳書
  • 賃金助成及び実施助成内訳書
  • 経費助成内訳書
  • 経費助成の明細及び領収書
  • 事業所確認票
  • 登記/開業届/ホームページのコピー等
  • 上記の他ハローワーク・労働局から求められた書類

有期実習型訓練の追加書類
・評価シート(ジョブカード様式3-3-1-1)

キャリアアップ計画の書式例

支給申請書|支給要件確認申立書|評価シート(ジョブカード様式3-3-1-1)|人材育成コースの内訳|賃金助成及び実施助成内訳|経費助成の内訳

支給申請のポイント

  • 『評価シート(様式3-3-1-1)』は、経営者(又はキャリアアップ助成金の責任者)と従業員の両方が作成する必要があります。
  • 各種『内訳書』は、実施状況報告書を集計してから作成します。
  • 『タイムカード』及び『賃金台帳』がきちんと作られているかチェックする必要があります。
    • 残業時間分は減額となります
    • 最低賃金を下回っている場合は不支給になる可能性があります

ブログランキングに参加しております。役に立ったと思ったら、以下をクリック頂けるとありがたいです。

にほんブログ村 経営ブログ 経営の基礎知識へ
にほんブログ村

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする