「いいウェブサイト」について考える

先日、ある会社から、ウェブの企画を依頼されました。

最初の相談は、「今年度も利益が残りそうだから、その分でウェブサイトを作ってしまおうと思っている」という話からでした。利益を残していても税金で持っていかれます。ウェブを作るなり、その他の広告費で使うなりして、売上強化に投資したいところですね。

オーダーは、「いいウェブサイトが欲しい」ということでした。でも問題は、「いいウェブサイトって何?」ということなのです。検討してみましょう。

上場企業の場合

以前、一部上場の建設会社の、ウェブリニューアルの企画をしたことがあります。

超大手ではないものの、大規模なゼネコンなので、ウェブから何かを受注するということは、基本的にありません。そのため、この会社のホームページの役割は、社内外へのブランディングとなります。

その会社では、前年まで、半分以上の内定者が内定辞退していたという問題がありました。そこで私たちは、そのウェブサイトの目標を、「内定辞退の削減」と定めました。ウェブサイトをリニューアルしたところ、翌年は内定辞退0人だったと聞いております。

この場合、「いいウェブサイトが納品できた」と言って、問題ないかと思います。

中規模飲食店の場合

飲食店がウェブサイトを作る目的は、大きく分けて2つあります。

・パーティー等の予約を取りたい
・従業員を確保したい

「食べログやぐるなび、Facebookがあるから、ホームページはいらない」と言うオーナー・店長は少なくありません。でもこれらは、上の2つの役割から考えると、上手に機能してくれません。

もちろん、予約自体は発生するかもしれません。広告費を使えば、上位に掲載されて、予約数は増えるかもしれません。ただ、それはあくまで、ポータルサイトが努力した結果であって、厳密には、お店の魅力が伝わったわけではないのです。

団体予約

より大事な予約ほど、幹事はお店のホームページを見ようとします。その際、ホームページとして掲載されているのが食べログやぐるなびでは、お店の良し悪しを判断することができません。「きちんとホームページがある、チェーンではないお店を予約する」という購買行動に走るケースが多いのです。

求人

まともな人・真面目な人ほど、会社の雇用に対する考えや、待遇の細かい部分をしっかり見ます。労災保険・雇用保険・社会保険はどうなっているか。労働時間・労働日数・残業はどの程度か。どんなキャリアプランになっているか。

長くしっかり働きたいと思えばこそ、様々な条件が気になります。当たり前のことです。ホームページなどにそれが書かれていないとすれば、そういう人の応募の対象になりづらいのです。

小規模飲食店の場合

小さいラーメン店や串焼き屋、小料理店など、しばらくはこじんまりと経営していきたいたい場合、ホームページは不要に思えるかもしれません。

ですが、それは間違いです。

「キャンペーンを打って売上強化したい!」「急いで求人したい!」と思うシーンもあると思います。ただ、急ごしらえのウェブサイトでは、検索結果の上位に表示されるとは限りません。自分のお店の名前を打っても、上位に出ないことだってあります。

検索エンジンにおけるホームページの評価を『SEO』と言います。『SEO』の評価基準に、「どれくらい長く利用されているホームページか」「どの程度更新してきたか」という内容も含まれています。そのため、急ごしらえのホームページでは、どんなにいいホームページを作っても、すぐには上位に表示されないのです。

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